グローエンジンの熱効率 
角倉 2007/7/27(金) 00:13 No.0707270013
以前書いた「グロー燃料から取り出せるエネルギー」
http://www.50products.com/motor/kadokura/answerkado65.html
の中ではグローエンジンの効率を10%と仮定しましたが、本当の所はどうなんでしょう?
ちょっと考えてみると、大凡の数値ならわりと簡単に出せそうですね。

まず、この場合エンジンの大きさは何でも良いのですが、とにかく100ccの燃料で実際にプロペラを回してみるのです。
その回転データと運転時間から仕事量Whを算出すればエンジンの熱効率が求められます。

例えば、これは予想ですが、
25エンジンで9×6ペラを13000rpm回して運転時間6分だったとすると、
軸出力=0.1D^4×0.1P×0.1N^3×0.45
=0.9×0.9×0.9×0.9×0.6×1.3×1.3×1.3×0.45=389W
仕事量=389×6÷60=38.9Wh
になります。

燃料100ccの持っているエネルギーは446Whで、それが38.9Whの仕事に変わったのだから、効率は8.7%という事になります。

果たして、25エンジンが100ccの燃料で6分間回るのかどうか、
残念ながらエンジンから何年も遠ざかっている私には実験する手だてが無いのですが、もし試していただける方があれば結果を教えて欲しと思っています。

2.  角倉     2007/7/29(日) 16:05 No.0707270013-2
データ提供ありがとうございます。
プロペラ銘柄の違いや上空飛行時の回転変化などがあるので相当誤差が大きいと思いますが、出力と仕事量を計算してみると、
軸出力=0.1D^4×0.1P×0.001N^3×0.45=0.9×0.9×0.9×0.9×0.5×13×13×13×0.45=324W
仕事量=324×4.7÷60=25.4Wh
となります。
計算式を書いていて、前の書き込みに間違いがある事に気がつきました。
正しくは、回転数を千で割ってから3乗なので、13×13×13です。
従って、熱効率は25.4÷446=0.057の、5.7%ですね。

かなりこじつけが大きい計算ですが、掃気行程で混合気を垂れ流しにしている2ストエンジンの運転状況を思えば、こんなものなのかもしれませんね。


1.  ヨシカワ     2007/7/29(日) 08:15 No.0707270013-1

 昨日、才川氏兄さんとの話の中でパイロンレースで使われている「25LA」エンジンでのデータをいただきましたので書き込んで見ました。
 OS25LA 9×5ペラ 13.000回転 燃料二トロ15%オイル18% 50CCを2分20秒で消費するそうです。


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