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セルの直付けとモーターコード 60アンペア／6.6Vの領域では、ほんの僅かの抵抗が電圧に影響を及ぼします。 例えば、バッテリーのセル連結板は１枚につき0.9ｍΩの抵抗がありますから、６セルパックでは連結板だけで約5ｍΩの抵抗になります。ここに60A流れると、0.005Ω×60A＝0.3Vですから、6.6V付近の電圧では、0.3V÷6.6V×100＝4.5％の電圧となります。 モーターコードについても、普通の配線では、片側のコネクター〜ブラシ間で約2ｍΩの抵抗がありますが、ちょっとした工夫をすれば1ｍΩに下げる事が出来ます。２本では2ｍΩ下げられますから、上記の様な計算をすれば、2％近い電圧差となります。 「セルのハンダ直付け」や「モーターコードの抵抗低減」はこの様に、大電流使用時ほど効果がありますが、実際の方法についてはこちら↓を御覧ください。 （2004年7月23日）　by 角倉真広　 バッテリーのハンダ直付け ストレートパックはこのような連結板 で繋がれています この連結板一枚で約0.9ｍΩの抵抗 100Wハンダごての先に φ1.2ミリ銅線を巻き付ける セルには予備ハンダをしておく アルミアングルのレールの上で 両方のセルを同時に加熱 ハンダが融けたら、コテを抜くと同時に セルをくっ付ける。 なるべく短時間で作業を終える。融けた ハンダが飛び出す事があるので注意！ モータコード 左：マーチ用。右：ボレロ用。 コードのハンダ付け位置に注目 ブラシコードに直にハンダ付け コネクターをこの向きにすると、 コントローラーとの距離を短くできる ハンダ付け位置はブラシコード金具の カシメ部分 ハンダがブラシコードに流れ過ぎない 様にクリップで摘んでハンダ付け コネクター・ブラシ間の抵抗（1本分）は 左が約2ｍΩ　右が約1ｍΩなので 2本で2ｍΩの抵抗を減らせる ************************* 角倉真広　 kdkr@cb.mbn.or.jp ************************* ドクター角倉の電動機情報 一覧に戻る

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