30Wh(ワット・時)とは? 
角倉 2006/10/13(金) 17:02 No.0610131702
ひらりんさん、浸水、大変でしたね。

* * * * *

尾島で行っている電動機の集いでは、飛行中にバッテリーのデータを、例えば
「30ワット・時(わっと・じ、又は、わっと・あわー)」
と、アナウンスしているのですが、
見学の方に「意味が良く解らない」と言われた事があります。

どうやら、放送の「30わっと……」を聞いて、30W出力と思い込み、
今飛んでいる機体はそんなに小さい力で飛ぶはずはないのに、おかしい?
と感じていた様なのです。

確かに1時間かけて全エネルギーを使い切る様な放電(1C放電)なら30Wにしか
なりませんが、電力量「Wh」は、仕事の大きさ(ワット数)と時間を掛け合わせた
エネルギーの総量なので、6分で使い切る(10C放電)なら300W、
4分で使い切る(15C放電)なら450Wです。

ラジコンスポーツ機は数分でバッテリーを使い切ってしまうので、
「Wh」の10〜15倍くらいの数値が飛行機中の使用電力(ワット数)になりますね。

こんな風に「Wh」表示を利用してみるのも、電動パワーがより分かり易くなって、
良いものだと思います。

尚、
実際のバッテリーの放電容量や電圧などは、個々のバッテリーや使用条件によって
変わってしまうので、集いのデータ表では、単純に、
公称容量(Ah)と公称電圧(V)を掛け合わせただけとしています。

例…
4.2(Ah)×7.2(V)=30(Wh)
3.2(Ah)×11.1(V)=35(Wh)
ボイジャーなら、
105(Ah)×12(V)=1260(Wh)


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