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才川様 スカイマスター
才川ご兄弟 スカイマスター地上走行 スカイマスター飛行
才川様 飛行準備 スカイマスター 吉川のスカイウォーカー

電動だから簡単 !?

タンデム双発機のセッティング   その1タンデム双発機
●第21回RC航空ページェント出場機を例に解説!
  文と写真: 才川知利氏
ラジコン技術 2008年3月号に掲載
才川兄弟
  テクニカル・データ
機体マトリクス製・・・・・・・セスナ・スカイマスター
全  長・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1670mm
全  幅・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2280mm
全備重量・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8.2kg
モーター・・・・・・・・・・・・・・・・・・八ツカーB50-10L
                   八ツカーB50-8L
減速ユニット・・50プロダクト製試作段ベルト減速
減速比・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前5.5:1/後6.1:1
プロぺラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・前XOAR16×8E
                   後XOAR15×8E
動力用電池・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5セル5350
ページェントで飛行振りをアピールする
才川篤志さん(左:兄)と弟の知利さん
  ことのなれそめ

 毎度のごとく、すべての発端はこの人(写真1::50プロダクト社長)のひとことで始まりました。 時は2006年のRC航空ページェント。 50プロダクトの、たぷん世界で初めてであろう「2段ベルト式滅速装置」を搭載したシルキーウインド0TMの飛行も無事終了し、製作&飛行担当の兄と、さて一息というときでございます。

 「才川さ〜ん、ページェントは良いねえ! 来年も応募しようよ」に続いて出てきた言葉は、「今度は双発が良いねえ…オレ軍用機は嫌いだから民間機で!」って…。
一瞬、P38ライトニングとかB25ミッチェルが浮かんだ頭が、セスナ310とかビーチのキングエアに切り換わろうとした直後です。追い討ちをかけるように、「双発で、民間機で、”変わったの”ってな〜い? 何か探しといて…」。”変わったの”ですか、今度は!

 毎度、そのひとことが、私の竹を割ったような頭を悩ませるのですよ。
最近はようやく頭と体が馴染んでまいりましたが、50プロの社風は「人がやっていないもの、人ができないものが大〜好き!」なようで、今回も社風そのままに ”変わったの”のひとことが付属してまいりました…もう素直じゃないんだから。

 私たち才川兄弟は50プロの社員ではありませんが、それでも社長の御意向は絶対ですので、双発で民間機で”変わったの”と言えば「セスナのスカイマスター」しかありません。
幸い、マトリクスから翼幅2.2mの大型機がARFで出ておりましたので、これでいこうと決めて準備に取りかかりました。

 ところで、才川兄弟のうち、兄はかつてはオールジャパン曲技の常連で、現在はパイロン界の面倒見役。 弟は電動関係の芸歴? の長さから電動界の文鎮(単に重いから…間違つても重鎮ではない)と言われている?ようです。
50プロダクトの試作品テストでは、兄が製作と高度な飛行試蘇(まあ肉体兼技能労働)、
弟(私)が機材の構成選定と簡易で継続的な飛行試験(まあ頭脳労働)を担当しております。 まるでRC界の海老一染之助・染太郎みたいなものです(写真2)。
吉川 ケロロ軍曹
写真1/50プロダクトの吉川芳秋社長。
モデラー心をくすぐる製品を続々開発中。
写真2/兄弟仲良く・・・。
パイロットはケロロ軍曹。


その2へつづく

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