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ドクター角倉の電動機情報(掲示板より抜粋) 60)

60)フライト後の放電 (2004年2月23日〜2月25日)

フライト後の放電

私が現在使用しているバッテリーは、昨年の夏購入したGP製ニッケル水素3300の6セルパックです。
大抵の場合、フライト後は放電器による放電を行っているのですが、以前から、この放電の影響が気になっていたので、数パックある内の1パックだけは、放電しないで使い続けていました。
その結果ですが、現在80回程度使用したところですが、放電した物としなかった物で、特に違いは表れていませんでした。 僅か1パックだけの例ですから簡単に結論は出せませんが、レース目的でなく程々の性能で良いなら、GP製Ni-MH3300は放電に神経質にならなくても良いのかもしれません。
それなら、今後は放電をしないで使い続けても良さそうと思われますが、私の場合はこれまで同様、放電は必要と感じています。
それは、フライト後の放電は、
・残量を知ってその時のフライトやバッテリーのコンディションを検証する
・もっと大事なのは、複数の6セルパックを直列で充電する時、それらのパックを同じ状態にしておく必要があると言う事に役立つからなのです。


使用回数とバッテリーの内部抵抗の増加

「フライト後の放電について」の補足ですが、当然の事として一応付け加えておくと、良いバッテリー程、フライト後の残量は少ないものですね。
それと、ついでに、「使用回数とバッテリーの内部抵抗の増加」について触れておくと、GP3300の6セルで、新品時に20mΩだったものが、80回使用時で25mΩになっていました。
内部抵抗の増加率だけ見ると、ニッカドの方が傷み方が少なかったと思うのですが、以前のニッケル水素に比べると、今のGP3300は、かなり耐久力も増している様です。
尚、いつも付け加えている事ですが、バッテリーの内部抵抗値は、測定機器やバッテリーの状態によって違った値になってしまうものなので、他の測り方で測定した数値とは直接比較出来るものではありません。
この数値は、あくまでも私が個人的に測った結果を説明の都合上紹介しているだけと考えてください。


デッドショート

角倉さん、ご無沙汰しております。
放電に関しましてこの様なお話もありますのでご紹介いたします。 ニッカドの頃から一部で言われておりましたが、完全放電です。
http://www.eaglemodel.com/jp/cont04/sin4-01.html
メーカーのページに載るくらいですから、比較的信頼性は有るかと思います。 一般の電動機の場合レギュレーションが有るわけでは無いのでここまでする必要は無いとはおもいますが。 (笑)

エキスパート以外の皆様へご忠告:
この話で使用しているバッテリーは通常の電動機で使用するストレートパックではなく横一列に6本並べて連結し、単セル放電が可能な形状のパックです。 通常のストレートパックで行うと一部のセルが転極して使用不可能となりますのでご注意下さい。
(杉山@静岡 氏)


Re:デッドショート

杉山さん、情報ありがとうございました。
電動飛行機の場合は、幸か不幸か、競技会はほとんどありませんし、程々のパワーで楽しめればそれで良しと言う面もあるので、確かに、そこまでする必要は無いでしょうね。

補足にもありますが、パックされたバッテリーの放電は、一部のバッテリーを傷めてしまう可能性があるので、注意が必要です。 特に、フライト後、モーターが止まるまでプロペラを回し続ける事はやめた方が良いでしょうね。


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角倉真広 
kdkr@cb.mbn.or.jp
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