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ヨシカワさんへの電子メール
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> ガソリンエンジン、バイオエタノールに詳しく長時間飛行記録に挑戦されておりますK氏より大変貴重なコメントをいただきました。 参考にしていただければと思います。 > 「お問い合わせの方はエンジンは大型のエンジンを取り扱う方のでしょうか?私が使っているエンジンのイグニッションシステム(CH製・アメリカ)は、グローエンジンにこのイグニッションシステムを後付するだけで、キャブレターはオリジナルのままで使えるというものです。そのためには、説明書によれば、基本的には60クラスのようなエンジンでもグロー燃料で使うように書かれています。ガソリン燃料を使う場合には空燃比が違うので、オリジナルのグロー用のキャブではうまく回りません。 > キャブレターの改造が必要です。バイオエタノールはバイオという名前が付いているので特殊な感じを受けますが、バイオマス(とうもろこしなどから)から作られたエタノールです。熱量は単位は省略しますが、おおよそ、ガソリンが47でエタノールが30、メタノール(グローエンジン)が20です。メタノール(グロー燃料)より若干高めですのですのでより少ない燃料の混合気で回るということです。 > 30に対して20ですから、全く改造しないグローエンジンをエタノールで回すと回転が安定しませんので、OSも燃焼室の改造や、キャブ、グロープラグを改造してバイオ燃料対応のグローエンジンを作ったわけです。イグニッション仕様に改造したものをバイオエタノールで回るかと言えば、「問題なく回ります」という答えになります。ただガソリンに比べると燃費は良くありませんが、カーボンの付着などという問題がなくなるメリットがあります。ガソリンを燃料とするメリットは、燃料単価(ガソリン1リットルを200円としても4リットルで800円。バイオエタノールは4リットルで4000円です。1/5のランニングコスト。実際には特殊なオイルが必要ですが)ということになります。ガソリンはグロー燃料やバイオエタノールよりも安く、さらに燃費も良いためランニングコストが更に安くなるところです。ジャイアントスケールのような大きなガソリンエンジンをバイオエタノールで回しても回るはずですが、ランニングコストは決して安くありません。また、バイオエタノール燃料のオイル分は何パーセントか知りませんが(例えば10%だとして)、ガソリンエンジンでは30:1から100:1(3%〜1%)くらいまでオイル分が非常に少ないため、排気ガスに含まれるオイル分はバイオエタノールとガソリンを燃料とするものを比べると、バイオエタノールのグロー仕様エンジンでは排気ガスがクリーン(オイルの排出が少ない)と言われていますが、比較にならないくらいガソリンの方がきれいです。 > 私がお答えできる範囲でお答えしました。どのようなものに使うかによって違いますが、バイオエタノールはグロー燃料と同じ感覚でイグニッションにも使えると思います。」
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